同じ釜の飯を食う
前回日記書いたのが3月、そして今は9月。
いや早すぎ。
流れ過ぎだろ月日。
書かなすぎだろ日記。
もうすぐ今年終わるじゃんって9月くらいに毎年思ってる気がする。
歳取りたくなさすぎるな。
今猛烈に台風が来ている。
風が強すぎて眠れないので久々に日記を書いていく。
6月に引越しをした。
上京してから僕含めて3人でシェアハウスをしていたのだが、住んでいたシェアハウスというのが少し特殊で、一軒家に大家である老夫婦が住んでいて、家の1室を間借りしている形だった。
要するに一つ屋根の下で老夫婦と住んでいた。
同年代の面白い2人で家賃も格安で駅も割と近いし最高だった。
ただ一つ問題なのは大家さんがめちゃめちゃ変わった人ということだ。
ある冬の日に僕達3人で鍋をしようということになった。
キッチンなどは共用スペースとなっており、
自由に使わせてもらえたので白だし塩鍋を作ってみんなで食べていた。
僕は一人っ子なので同年代の人と一緒に住んで同じ鍋をつついているというのが初めての経験で、なんとも嬉しかった。
ただの塩鍋だったけど、本当にベタだが皆と食べると更に美味しく感じた。
その時、
「あら、鍋食べてるの?そしたらこれ入れたらいいよ」
大家さんのおばちゃんが言った。
「ほんとですか?めっちゃ嬉しい!ありがとうございます!」
とにかく皆お金がなかったので食材のおすそ分けはとてもありがたかった。
冷蔵庫の中からジップロックを取り出した。
ジップロックの中には茶色い汁に浸かっている大根やちくわ達。
ん?
一応聞いてみた
「これなんですか?」
「おでん」
だろうな。
絶対におでんだろうな。
おすそ分けはありがたいけどさ、
今僕ら鍋食べてるんですけど。
絶対にありえないだろ
「これ鍋に入れても美味しいんだよ」
いや不味くはないだろうけど今は鍋が食べたいし繊細な塩味が
ドプン!
間髪を入れずに投入された。
何してんだよ。
仕方なく食べることにした。
「あ、ありがとうございます...いただきます...」
おでん
お
で
ん
O D E N
おでん過ぎ。
味が完全におでんになった。
繊細な塩味を食べた記憶が消滅した。
その後もいろんな物を入れられて最終的に何を食べてるのかわからなくなった。
そんな日々の連続だった。
一人暮らしをするようになって3ヶ月がたった。金が無い。
現在朝の4時、お腹が空いたので冷蔵庫を開けてみる。
納豆
梅干し
水
誰かお腹いっぱい鍋を食べさせてください。
おでん入りで良いので。